岩手県盛岡市内の学校で、生徒がいじめを受けて不登校になったとする市の調査委員会の報告を受け、市は今後の対応を協議しました。
専門家を交えた対策チームの構築など、方向性を確認しています。

4月22日の会議には盛岡市の内舘市長と教育長や教育委員が出席し、いじめの対策について協議しました。

市いじめ再調査委員会の3月の報告によりますと、市内の学校に通っていた生徒は2017年5月ごろから暴言や暴行などいじめと認められる嫌がらせを受け、2019年5月から卒業までの11カ月間不登校となりました。

これを受け、22日の会議では市教委から対応策が示されました。

盛岡市教育委員会 多田英史教育長
「子どもたちと保護者にしっかりと寄り添いながら、児童・生徒が安心安全な学校生活を送ることができるように、いじめ防止に向けた体制整備の一層の充実を図ってまいりたい」

これまで市教委のいじめ担当は指導主事1人でしたが、今後は臨床心理士や教育相談員などを交えた対策チームを作り、学校を支援するとしています。

このほか学校内の体制の点検やいじめへの対応状況の調査など、18項目の対応策の方向性について確認されました。

この結果を踏まえ、今後各学校と市教委は対応策に沿って取り組んでいきます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。