看護師と理学療法士、それぞれを目指す学生たちが互いに学び合った。秋田市の専門学校で22日、合同の授業が開かれた。他業種の専門職との関わりを深め、将来活躍できる人材を育むのが狙い。

 理学療法士を目指す学生:
「運動機能に働きかける治療や能力向上を目指す治療、生活習慣病に対する指導などを行っています」

 看護師を目指す学生:
「看護師はチームの仲介者。患者や利用者に対し、適切なケアや治療を提供するバランサーとなります」

 学生たちが理学療法士と看護師、それぞれの役割を伝え合った。

 22日、秋田市の専門学校で、他業種の専門職と交流する授業が開かれた。臨床実習に向け、互いの役割や専門性の理解を図ることが目的だ。

 理学療法士と看護師を志す学生計約80人が、脳出血で左半身にまひを発症した患者を想定し、今後のリハビリの方針などを話し合った。

 医療従事者が互いの専門性を生かして連携することで、より良い治療や医療事故防止につなげる。

 中通高等看護学院・工藤菜月さん:
「リハビリの人が専門的な知識を共有してくれるから、先を見通した目標を立てることなどが具体的に分かるようになったので良かった」

 秋田リハビリテーション学院・倉内響希さん:
「自分が目指している理学療法士とは違った視点でいろいろな考え方が生まれていたので、もっと勉強しなければいけないと思った。初対面でもたくさん話が聞けたことがすごく良い経験になったので、将来につながると思う」

 合同での授業は5月にも行われる予定。

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