帝国データバンクによると、9月は5カ月ぶりに1000を超える品目が値上げとなる。
ビーンズショックの影響の長期化を背景に、森永製菓のチョコレート製品などは最大10%、味の素AGFのコーヒー飲料などは最大30%の値上げとなる。
また、家庭用冷凍食品の大手メーカーも2%以上の値上げ。アイス類は1年ぶりの一斉値上げで、原材料の高騰や人件費の増加などが要因となっている。
こうしたなか、福島県郡山市のうすい百貨店では家計に優しいセールが始まった。
約100種類・4000点のお中元ギフトを、通常の3割から5割引きで販売する在庫一掃セールだ。
開店前は山積みになっていたビールは、開店から10分でほぼ完売。特に人気を集めたのは、半額で購入できるサラダ油やオリーブオイルだった。9月から値上げされるコーヒー類も、多くの人が買い求めていた。
買い物客は「高い高い。何でも高い。もう助かる。この日を狙って来た」「やっぱり厳しいですよね。こういう機会を利用して安く購入しながら乗り切る」と話していた。
開店から約1時間で人気の商品は売り切れ、レジには長蛇の列が出来ていた。
うすい百貨店の興治沙緒里さんは「物価高が止まることなく進んでいる状態ですので、こういった機会にぜひ、お買い得なものを手にっていただいて有意義に毎日お過ごしいただきたい」と話す。
お買得セールは、うすい百貨店で9月4日まで開かれている。
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