ワカメ養殖の発祥の地といわれる岩手県大船渡市末崎町の中学生が9月5日に自分たちで育てたワカメを盛岡市で販売しました。
中学校は2024年度で閉校するため最後の販売会には多くの人が訪れました。
三倉茉裕子
「閉校することが決まった末崎中学校のワカメの販売会。オープン前ですが100人ほどが大行列をつくっています」
中学生
「私たちが作ったおいしいワカメいかがですか」「ワカメ販売しております」
5日に盛岡市の肴町商店街で行われた養殖ワカメの販売会。
声を上げて呼び込みをしているのは大船渡市立末崎中学校の2年生です。
ワカメ養殖発祥の地・大船渡市末崎地区にあるこの中学校では20年ほど前から生徒が養殖ワカメの種付けから販売までを体験する学習に取り組んでいます。
袋詰めされたワカメは東京や盛岡などで生徒たちが直接販売してピーアールするのが伝統でした。
しかし末崎中学校は2024年度で閉校することが決まっていて最後となった販売会には開店前から100人ほどの行列ができていました。
生徒たちは自分たちで育てたワカメの特徴やおすすめの食べ方などを説明しながら心を込めて接客しました。
購入した人
「若い子たちがこういうことを頑張ってやってくれるっていうのは良いことだと思う」
中学生
「本当はこのまま続いていってほしいが感謝の気持ちを込めながら常に笑顔を忘れずに声を大きく張るということを意識した」
5日用意した約500パックは1時間で完売しました。
10月には養殖ワカメを使った料理を全校生徒で味わう予定だということです。
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