全国の児童生徒を対象とした木工工作のコンクールで、秋田県横手市の高校生が全国2位にあたる農林水産大臣賞を受賞した。

横手清陵学院高校1年の小松湊悟さんは、中学3年生だった2023年、全国の小中学生を対象とした木工工作コンクールに応募し、3部門1万5437点の中から全体の最高賞に次ぐ農林水産大臣賞に輝いた。

小松さんは6日、安田浩之県教育長に受賞の喜びを報告するとともに、作品を紹介した。

小松さんが3カ月ほどかけて製作した作業台「万能ワークベンチ」。

台の上に木材を置くだけではヤスリやカンナをかける際に動いてしまい危険だが、天板に空いた複数の穴に留め具を差し込むことで木材が固定され、安全に作業することができる。また、工具を収納できるスペースや引き出しも充実させた。

小松さんは「将来は蒸気機関車の機関士になりたいと思っている。ものづくりが機関車の整備に役立つと思う」と笑顔で話した。

小松さんは高校の総合技術科で資格の取得を目指しているほか、部活動ではロボット作りに励んでいる。

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