静岡県立高校の教師が、生徒の評定平均値や志望校などの個人情報を誤って電子黒板に映し、他の生徒に見られていたことがわかりました。

静岡県教育委員会によりますと、9月10日県立下田高校で6限前の休み時間に生徒が教室で授業の準備をするために電子黒板の電源を入れたところ、教師しか閲覧できない進学推薦会議の資料が3分間映し出されました。

県教育委員会は職員が校内で電子端末と電子黒板のミラーリングを解除せず資料を確認していたことが原因と説明していますが、ミラーリングされた端末がどの職員のものか特定できていないということです。

映し出されたのは公募制推薦に出願している生徒13人分の氏名や校外活動の記録、志望する大学名や学部学科などで、教室にいた生徒10人が見ていました。

見た生徒が教師に報告して発覚し、学校は個人情報が漏洩した生徒と3年生の保護者に謝罪するということです。

また学校と県教育委員会は再発防止のため、授業後などには端末のミラーリングの設定解除を徹底するなど教職員への情報セキュリティの研修を実施する方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。