広島市が検討を進めている受動喫煙やタバコのポイ捨て防止に関する有識者懇談会が開かれ、より現実に即した対策を探るための実証実験を行う方針を明らかにしました。

2回目となる懇談会では先月、市が行った喫煙実態調査の結果が報告されました。
調査は様々な人が利用する公園で行われ、規制や灰皿の有無によって喫煙やポイ捨てといった喫煙行動にどのような違いがあるかを比較しました。
その結果、灰皿や喫煙所がある場合は喫煙者が灰皿の周辺に集まり、吸い殻のポイ捨て率は10%台に留まりました。

一方、灰皿がない場合は30%から50%と急増し捨てられた吸い殻も公園の敷地全体に広がっていました。

結果を受け、市は、受動喫煙やポイ捨てを減らす実効性のある方策を検討するため、分煙施設の設置や啓発活動の強化などを組み合わせた実証実験を行い、効果を検証するということです。

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