3連休最終日、秋田県湯沢市で、親子が消防士の仕事の体験を通じ、万が一のときに実際に求められることを学んだ。

湯沢市の湯沢消防署。毎年この時期に、消防の仕事を体験しながら防災意識を高めてもらおうというイベントが開催されている。

16日は、市内に住む親子52人が参加。まずは、火災が起きた際の消防への通報を体験した。

話すことさえできれば簡単にできそうな119番通報。実は、消防が迅速に現場に駆け付け消火活動に取り掛かるためには、通報内容が鍵を握る。

消防:
「何が燃えていますか?」
子ども:
「部屋のストーブが燃えています」

本番さながらの通報体験をした。

何が燃えているのか、住所、家の世帯主の氏名など、正確な情報を詳しく伝えることで素早い対応につながる。日頃から自分の住む周辺のことは頭に入れておくのがいいかもしれない。

また、実際に消火活動にも挑戦。小さい的をめがけ放水するも、なかなか消えず難しそうだ。

参加した子どもたちは「全部が楽しかった。(特に)消防車に乗れたのが楽しかった」「水が出るやつは勢いがすごいけれど、すぐに火が消えそうだけれど消えないことにびっくりした。『火事だ』と大きい声で言えるようにしたい」と防災意識を高めていた。

消防士になりきるという普段はできないような体験で、親子は思い出をつくるとともに防災の知識を得て、充実した様子だった。

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