世界文化遺産に登録された佐渡島の金山のある新潟県佐渡市で、島の自然を守ろうと、全国から集まった学生たちが海岸清掃を行いました。学生たちは地元の住民とも交流を深めていました。

佐渡島の金山の世界遺産登録で賑わう佐渡市。その佐渡市を代表する景勝地・大野亀の海岸周辺でこの週末、行われたのは清掃活動です。

これは大学生のボランティア団体が環境保護などを目的に行っているもので、今回は県外も含め21の大学から45人の学生が参加。佐渡海上保安署の署員とともに外国からの漂着物などあわせて400袋以上分のゴミを拾い集めました。

【新潟県佐渡市海岸清掃活動 野田佳穂プロジェクトマネージャー】
「こんなきれいな景勝地を私たちが清掃を通して守っていくとともに、ほかの観光地の方々にもこの自然豊かなところを知って欲しい」

【新潟県佐渡市海岸清掃活動 入澤尚希スタッフマネージャー】
「地域の方々、日本全国で佐渡を盛り上げられる動きが今回の活動から始まったらいいかなと考えている」

14日は悪天候により清掃活動が中止となったため、佐渡汽船の尾渡英生社長や地域住民と意見交換を行う交流会を実施。

佐渡おけさを踊ったり島が抱える課題の解決方法を考えたりと、学生たちにとって佐渡の文化や現状を知る特別な機会になったようです。

【佐渡汽船 尾渡英生社長】
「こうやって海岸の美化活動を知って頂けるとまた1つ佐渡に興味を抱いて頂ける。そういうのが1つきっかけになって佐渡にいろんな交流が生まれてくるといい」

この活動は来年も行われる予定です。

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