お彼岸の時期に合わせて需要が高まる「菊」。仏花としてのイメージが強い菊ですが、プレゼントやイベント用で使われている種類もあると言います。市場を取材しました。

16日朝の新潟市中央卸売市場。秋の彼岸を迎えるこの時期、「菊」が出荷のピークを迎えています。

しかし、今年の夏も気温の高い日が続いたことで…

【新花 池田紀行さん】
「なかなか暑いと生育が進まないため、出荷量が少し少なめになって需要がある時期に足りなくなるというのが起きている」

皇室の紋章にも使われ「和」を連想させる菊ですが、東南アジアからの輸入が増えていると言います。さらにその用途にも変化が。

【記者リポート】
「仏花として格式高いイメージがある菊ですが、プレゼントやイベント用で使われる種類もあるといいます」

【新花 池田紀行さん】
「人気がある種類がピンクとか黄色とかほかの菊にはあまり見られないような変わったタイプのものが魅力だと思う」

花弁が密集し、豪華な見た目のデコラ咲きや卓球のボールのようなピンポン咲き。そして長い花弁が特長のスパイダー咲きなどその種類も様々。

【新花 池田紀行さん】
「結婚式であったりとか秋にあるイベントを和風に飾り付けたりとかそういった用途でもよく使われる」

そんな菊は他の花と比べても長い期間楽しむことができるのが特徴です。

【新花 池田紀行さん】
「葉っぱをとることによって茎から花の方まで水が通る、流れがよくなるので、不要な葉っぱは取り除いた方が花持ちはよくなる」

もちろんこまめに水を変えることも大切です。仏花としてだけでなく様々な用途に活用できる菊で秋を彩るのもいいかもしれません。

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