UHB制作のドキュメンタリー映画「新根室プロレス物語」がいまも反響を呼んでいます。

 週末、1年ぶりに地元根室に凱旋したメンバーを多くのファンが待ち受けていました。

 9月の第2土曜日。毎年、根室の住宅街にある小さな神社。

 「さぁ皆さんお待たせ、アンドレザ・ジャイアントパンダ入場です」(会場アナウンス)

 この神社が世界中のどんなテーマパークよりもワクワクするワンダーランドになります。

 Q:根室市の方がなぜ取材を?
 「きょうは根室の一大イベントということで」(根室市職員)

 彼らの名は「新根室プロレス」。

 映画、「無理しないケガしない明日も仕事 新根室プロレス物語」は、難病と闘い55歳で亡くなったサムソン宮本代表やメンバーの人間模様を描いたドキュメンタリー作品です。

 1月に公開され、現在は北海道国際映画祭や各地で上映会を開催。いまも反響を呼んでいます。

 Q:根室に文化を創ったんじゃかと思ってますが…
 「ありがとうございます」(故 サムソン宮本代表)

秋田県では手書きの看板も登場

 秋田県では上映を聞きつけ、名作を思わせる手書きの看板まで登場しました。

 「おおっすごっ!入団した頃は根室でしか知られていなかった」

 「うれしいですねホントね、秋田なんて(試合に)行ったことないですから」(ともに新根室プロレスのメンバー)

 「(リングに)上がる?」

会場には多くのファンが

 会場には映画を見た地元の高校生の姿も。

 Q:やってみてどうだった?
 「簡単な動作に見えても結構難しいことがわかって、やっぱりすごいと思いました」(高校1年生)

 試合開始前から会場は全国から来た大勢のファンで埋め尽くされました。

 Q:きょうはどちらから?
 「江別市から。生で見たくて来ました」

 「静岡から。新根室プロレスが好きで、いつか聖地で見たかった」(ともに観客)

メーンイベントは感動の対戦

 メーンイベントはサムソン宮本の弟、オッサンタイガーとサムソン宮本に新根室プロレスを託されたメガネのプリンスTOMOYAの対戦です。

 対戦ではTOMOYAが勝利しました。

 「TOMOYA、観客席にいたメガネをかけた小さな子どもが10数年の時経てリングに上がり、私と対峙して闘って倒した。こんな最高なことありません」(新根室プロレス オッサンタイガー)

 「楽しかった」

 「めちゃくちゃ楽しかった。初めて映画見て来たんですけど、感動しました」

 「サムソンも天国で応援していたと思います」(いずれも観客)

 大会後、リングには再び別の高校生が…。

 「根室から来ました。高校2年生です」

 Q:新根室プロレス好き?
 「小さい頃から大好きです」

 Q:新根室プロレス入りたくなった?
 「ずっと小さいころから思ってました」(高校2年生)

 「こうやって新根室プロレスが大好きな若い子が、どんどんこれからも増えてってくれて入団してくれたら、それ以上うれしいことはない」(新根室プロレス TOMOYA)

新根室ファンの”聖地巡礼”

 翌朝SNSでファンが呼びかけて向かったのは…映画で登場する納沙布岬。

 ファンにとっては聖地巡礼です。

 「めっちゃいいじゃん、すごくいい!バッチリ!センスがすごいいい」

 「楽しかった。また来年も楽しみです」(ともにファン)

 根室市の新たな文化になったとも言える、新根室プロレス。映画をきっかけにさらに反響を呼びそうです。

 「無理しないケガしない明日も仕事!」

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