岩手県奥州市では9月17日、2024年収穫されたコメの検査が始まりました。
夏場の暑さの影響が懸念されていましたが生産者の管理が良く出来栄えに大きな影響はないとみられています。

17日は初検査に先立ちJA岩手ふるさとの役員など約30人が参加し安全祈願祭が開かれました。

奥州市胆沢小山の倉庫で17日初検査されたのは、胆沢地域で収穫された「銀河のしずく」と「ひとめぼれ」合わせて約45トンで、検査員はコメの色味や粒が割れていないかを調べていました。

2024年のコメは夏場の暑さの影響が懸念されましたが、生産者が水の管理を適切に行ったこともあり出来栄えに大きな影響はないとみられています。

一方で2023年一部の産地が不作だった影響などで全国的にコメが品薄になっていることを受けJA岩手ふるさとでは新米に一層期待をしています。

JA岩手ふるさと 後藤元夫会長
「消費者の皆さんにお届けできるのはすぐだろうと思っている。ぜひ消費者の皆さんには期待をしてほしい、心からそう思う」

JA岩手ふるさとでは2024年のコメについて3万6000トンの集荷を見込んでいて、県内の店頭には早ければ10月上旬にも並ぶ見込みです。

17日の検査の結果が午後6時に発表され、全てのコメが最高評価の「1等米」となりました。

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