全国の焼き物が集結する毎年恒例の展示販売イベントが19日、北九州市で始まりました。
19日午前10時前、北九州市小倉北区の西日本総合展示場にできた長い列。
お目当ては今回で46回目となる恒例の「西日本陶磁器フェスタ」です。
全国各地の焼き物の魅力を紹介し伝統産業の振興につなげようと、北九州観光コンベンション協会が主催しているイベントで、今年は全国の窯元など235社が参加しています。
会場に並ぶのは普段使いの皿や茶碗から芸術性の高い作品まで5万点以上。
他ではそうそう見ることができない品揃えで、訪れた人たちは手に取って感触を確かめながらお気に入りの焼き物を吟味していました。
◆来場客
「いっぱい買いました。8~9万円(使った)」
◆来場客
「目の保養になりますよね。直接作家さんと話ができるので、どういう風に作っているか聞けるのでいい」
◆記者リポート
「会場には能登半島地震で甚大な被害を受けた窯元も出店しています」
日本を代表する伝統工芸のひとつ、石川県の輪島塗。
輪島市から出展したこの会社は、今年1月の地震で事務所や工場が全壊する被害を受けました。
現在はこうして各地に出張し実演販売などを続けながら、地震からの再建を目指しています。
◆田谷漆器店 田谷昴大さん
「福岡のお客様に輪島塗を知ってもらったり、輪島塗の魅力を感じてもらうことで、能登半島にもっと興味を持ってもらったり、復興のフェーズを見届けてもらえたら」
西日本陶磁器フェスタは西日本総合展示場で9月24日まで開かれていて期間中、約4万8000人の来場が見込まれています。
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