地元企業で働くことの魅力を若い世代に知ってもらう職業体験会が、白鷹町の中学校で開かれた。

この職業体験会は、若い世代に将来の就職先として「地元の企業を選択肢にしてほしい」との思いから、県と置賜地域の各自治体・商工会などが協力して毎年行っているもの。

今回は、白鷹中学校の3年生114人が、参加した20の企業・団体の中から、興味を持つ2つの職業を選んで体験した。
製造業や飲食業・美容師・写真店など、地域に根付くさまざまな職業に触れた生徒たちは、働くことの大切さや仕事を通じた人と人との結びつきについても学んでいた。

(生徒)
「人の幸せ、ほかの人と関わってこれから生きていかなければいけない。仕事を介して人と関われることはとても良いことだと思った」
「相手のことをちゃんと考えられる・寄り添える大人になりたい」

県によると、今年春に県内の高校を卒業した人のうち、県内に就職した人の割合は79.5%で、過去10年で最も多かった去年と比べ0.7ポイント減ったが、依然として高い水準。
ただし、進学率の上昇などで高卒の就職者数自体は減少傾向で、県は地元企業の良さをよりPRして、地元に残ってほしいとしている。

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