夏に子どもが多く患う感染症「手足口病」が、愛媛県で3週続けて急増していると20日に発表されました。特に中予・松山市・今治の保健所のエリアが、1医療機関あたり平均で約20人報告され高い水準になっていて、県が予防を呼びかけています。

手足口病はエンテロウイルスによる感染症。症状は手や足などでの水疱性の発しんのほか、発熱や口内炎が現れるなどします。

感染者は8月中旬に再び増加に転じ、県の20日の発表によりますとこの月の下旬から3週続けて急増。15日までの1週間に1医療機関あたり15.08人報告され、前の週より4.05人も増えました。

保健所別では中予21.50人、松山市19.64人、今治19.40人と約20人になったほか、八幡浜も15.50人と高い水準。宇和島、西条、四国中央も4~9人台で、前の週より増えています。

年齢別では1~9歳で急増。特に4~7歳が前の週の1.7倍になり顕著です。

県は手洗いを実施し、タオルやコップを共同で使うことを避けるよう呼びかけています。

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