長野駅前の大規模再開発計画です。「建物に整備してほしい商業施設」について地権者らでつくる組合が行ったアンケート結果がまとまりました。市民はどんな施設を望んでいるのでしょうか。
JR長野駅善光寺口の末広町交差点近くで計画されている大規模再開発。高層部は「マンション」、低層部は「商業施設」や吹き抜け空間「ピロティ」が整備される予定です。
総事業費は約186億円と見込まれ、公共性の高さから国庫補助金を含む52億円の公金の投入も検討されています。
(記者リポート)
「大規模な再開発が予定されている長野駅前。街の人はどんな施設を望むのでしょうか」
市内から(60代):
「食べる所とかが総合的に入っているデパートが少ないので、気軽に遊びに来られるような施設」
松本から(20代):
「娯楽系も増えていいのかなと、ゲームセンターとか」
にぎわいを創出するためにどんな施設を整備するべきか。準備組合は参考にするため、市内に住む若者と意見交換を行ってきました。
さらに、7月には市のホームページなどを通じて、アンケートを実施。市民など1600人余りから回答があり、9月19日結果を公表しました。
「充実してほしい商業施設」では、「ファストフード店など気軽に利用できる飲食店」が74%でトップに。次いで、「カフェ、ブックラウンジなど普段使いできる空間」が68%、「日用品を取り扱う店」が41%、娯楽施設が31%などとなりました。
20日、街で聞いてみても、やはり飲食店を望む声が多く聞かれました。
市内から(40代):
「ファストフードとかできてほしいです。今ないのでマックとかドトールとか、ぱっとお昼を急ぎで食べたい時にそういう店があるといいな」
市内から(10代):
「ミスドとかできてほしい」
「マックとか放課後、立ち寄れる感じ。“映える”ようなカフェとかほしい」
一方、こんな意見もー。
千曲市から(30代):
「男性物の服(の店)とかあると、駅近いので買いに来られたらいいかな」
市内から(30代):
「子ども用品(店)が増えたり、子どもが一緒に入れる施設が増えてくれるとうれしい。遊ぶスペースがあるところがもうちょっとあるといいな」
組合は、アンケート結果も参考にしながら整備を進める方針で、市も「にぎわいにつながる施設になるよう助言していく」としています。
長野駅前の大規模再開発は2029年度の完了を目指しています。
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