ニコラ・コクラン(2024年6月) Fred Duval / SOPA Images via Reuters
<エミー賞の授賞式に登場した女優ニコラ・コクランだったが、何人かの人物がとった行動が「彼女に失礼すぎる」と怒りの声が上がっている>
女優のニコラ・コクランがエミー賞のレッドカーペットに登場し、シルバーのドレス姿で写真撮影に応じた。しかし、彼女がポーズを取っているその前を、まるで彼女の存在を無視するかのように何人かの男女が横切っていく様子がカメラに収められ、「失礼すぎる」と怒りの声が上がっている。これにはコクランも少し困惑したような表情を浮かべていた。
■【動画】エミー賞の会場で、女優ニコラ・コクランの存在を「完全無視」する男女の行動に「失礼すぎる」と怒りの声
コクランは、ドラマ『プロジャートン家』への出演で知られるアイルランド出身の女優。過去には自身の体形について批判的な声を向けられることに悩んでいたとも告白しているが、それでもボディポジティブなメッセージを発信し続けている。
そんなコクランは9月15日、ロサンゼルスで開催されたエミー賞授賞式に近未来的なシルバーのドレスで華やかに登場した。ところが、彼女がレッドカーペットでカメラに向かってポーズを取ろうとすると、数人の出席者が次々と彼女の前に割り込んできた。この時の様子を捉えた17秒の映像がX(旧Twitter)に投稿されると、瞬く間に拡散した。
映像には、カメラの目の前を平然と歩くカップルや、カメラマンに追い払われる別の出席者が映っている。彼らが誰なのかは不明だが、その無神経さにファンの怒りが爆発した。
「歩いてきてカメラの前で立ち止まるなんて、マナーはどうなっているの?」「すごく失礼」「あの高齢の人たちは、どうして彼女がそこにいないかのように歩いているのか」といった声が寄せられている。
「レッドカーペットには通常、このような状況を避けるために、パネルの後ろに裏ルートがあるのでは? それとも、この老人たちはわざと失礼なことをしているだけなのか」という意見もある。
コクラン本人はハプニングより大スターとの対面に興奮
こうしたハプニングにもかかわらず、コクランはすぐに冷静さを取り戻し、カメラに向かって笑顔を振りまいた。プラバル・グルンのディスコボール風のドレスは、裾が広がったバブル形のトップスで、アクセサリーはガザでの停戦を訴えるバッチと、デビアスの繊細なジュエリーを合わせた。
レッドカーペットを歩いた後、テレビ番組「アクセス・ハリウッド」の取材に応じたコクランは、ある「スター」と対面したことを語った。「写真撮影のとき、左を見たらジェニファー・アニストンが私のすぐ横に立っていたの」とコクランは興奮交じりに話した。
「彼女の声を聞いてはっとした! 普段は平気なんだけど、彼女はレイチェル(ドラマ『フレンズ』での役名)だもの」
今年のエミー賞授賞式は、1月に開かれた第75回に続いての開催となった。前回は当初は2023年9月に予定されていたが、脚本家と俳優のストライキのために延期された。
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