秋田県横手市でシャインマスカットが旬を迎えている。9月に入り日中と夜の寒暖差が大きくなったことから甘さが増し、例年通りおいしいブドウに仕上がっている。
いまにもはじけそうなほど丸く大きな実。まるで宝石かのようにきらきらと輝いている。横手市杉沢の小田嶋ぶどう園でシャインマスカットの収穫が始まった。
シャインマスカットは暑さに強いとされているが、甘さが増すには日中と夜の寒暖差が必要。9月に入り、夜の気温が下がったことから甘さは十分。例年通りおいしいブドウに仕上がった。
小田嶋ぶどう園の小田嶋潤平さんは「枝の本数を減らしたり、日光をしっかり当てるようにして育てたので、味もしっかりのって良いブドウになった」と太鼓判を押す。
小田嶋ぶどう園は、糖度が18~20度の完熟したものを選んで収穫している。まさに「とれたて」が「食べ頃」だ。
シャインマスカットは収穫するとすぐに直売所に並ぶ。直売所がオープンした9月20日は開店と同時に多くの人が訪れ、買い物かごがいっぱいになるほど買い求めていた。
市内から訪れた買い物客は「人にあげると『ほかのブドウが食べられない』と言われる。今月に入ってから『いつ送ってくれる?』という連絡がいっぱいで、心待ちにしていた。皮がパリッとしていて甘くてみずみずしくおいしい」と待ちに待ったブドウを買っていた。
東京から市内に帰省中の女性は「子どもたちがシャインマスカットが好きなので来た」と話し、一緒に訪れた子どもは「シャインマスカットがおいしいから好き」と食べるのを楽しみにしている様子だった。
小田嶋ぶどう園・小田嶋潤平さん:
「ことしもしっかりと自分たちも満足いくブドウ栽培できたので、ぜひ食べてほしい」
シャインマスカットの収穫は10月いっぱい続き、直売所は金曜日を除き、午前10時から午後5時半まで営業している。
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