7月の大雨によって770棟以上の住宅で損壊や浸水の被害が確認されている酒田市には、これまでに約6000万円に上る義援金や支援金が寄せられている。
(酒田市・矢口明子市長)
「被災した方にとってどんな2カ月だったのか、今どんな思いでいるのか思いを馳せる。安心した生活が出来るようになるまでにはまだ少し時間がかかると思う」
25日、このような言葉で発災から2カ月を迎えた被災地の現状を語った酒田市の矢口市長。
7月25日に県内を襲った大雨で、酒田市ではこれまでに770棟以上の住宅で損壊や浸水の被害が確認され、現在も5人が避難を余儀なくされている。
また、集落が土砂に埋まった北青沢地区では、9月末までの土砂の撤去完了を目指し復旧作業が行われ、ボランティアの受け入れは現在も続いている。
こうした中、市に寄せられた義援金や支援金が、これまでに約6000万円に上ったことを明らかにした。
このうち被災者に配分される「義援金」は2500万円余りで、市は10月中に方針を決め11月から配分を始める方針。
(酒田市・矢口市長)
「衛生費では全壊家屋の公費解体にかかる経費、並びに大規模・中規模半壊、および半壊家屋の解体撤去にかかる給付金を計上している」
また被災した住宅の解体費用について、市は「全壊の場合全額」「半壊の場合100万円」を給付する総額約1億5400万円を含む補正予算案を、25日に開会した市議会9月定例会に提出した。
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