夏に子どもが多く患う感染症「手足口病」が、愛媛県で8月下旬から5週続けて急増し、9月29日までの1週間で医療機関の平均の感染者が約23人と過去10年で最多になりました。県が10月4日に状況を発表し予防を呼びかけています。
手足口病はエンテロウイルスによる感染症。症状は手や足などでの水疱性の発しんのほか、発熱や口内炎が現れるなどします。
県の発表によりますと感染者の報告は5週続けて急増。9月29日までの1週間に1医療機関あたり23.19人報告され、前の週より3.24人増え、過去10年で最も多くなりました。これまでの最多は2019年7月28日までの1週間の20.11人でした。
保健所別では特に八幡浜32.75人、松山市32.60人となり前の週より約10人増え、中予も26.50人高い水準が続いています。これまで少なかった四国中央も12.67になり急増しています。年齢別では1~14歳の幅広い層で増えています。
感染は鼻やのどの分泌物・便などで広がるため、県は手洗いを実施しタオルやコップを共同で使うことを避けるよう呼びかけています。
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