冬が近づくにつれ注意しなければならないのが感染症です。
なかでも日本人の死因の第5位となっている「肺炎」を引き起こす感染症には一段と警戒が必要です。
最低気温が19.5度となった4日朝の福岡市、体感も涼しさから寒さへと体調管理に注意が必要な時期となりました。
◆街の人
「ちょっとのどが痛かったり、ふとんの調節が難しいので子供に何着せていいか迷う」
◆街の人
「もともと鼻が悪くて、この2~3日で鼻かぜを一気にひいたり体調はちょっと悪くなった」
寒さと乾燥が進むこれからの時期、ある感染症に注意が必要です。
それは「肺炎球菌感染症」です。
「肺炎球菌」という細菌によって引き起こされ、日本人の死因第5位の肺炎を起こす原因として最も多く報告されています。
感染と重症化を防ぐにはどうすればいいのか医療機関を訪ねました。
◆やまもとホームクリニック 山本希治院長
「ニューモバックスという肺炎球菌のワクチンです」
リスクが比較的高い高齢者の重症化を防ごうと、国はワクチンの定期接種を行っています。
対象となるのは「65歳の人」と「60歳から65歳未満で基礎疾患がある人」。
福岡市の場合、自治体が一部費用を負担し通常の半額程度の4200円で接種することができます。
◆やまもとホームクリニック 山本希治院長
「(肺炎の特徴は)一番は発熱と呼吸器の症状。特にのどが痛くなったり咳が出たり」
例年、新型コロナやインフルエンザが流行するこれからの時期、肺炎球菌などが原因で肺炎を引き起こす高齢者も増加傾向にあるといいます。
◆やまもとホームクリニック 山本希治院長
「肺炎になる菌が60~70種類。そのうち23種類に対してワクチンの予防がある。打つ価値はあると思う」
接種できる医療機関は、各自治体のホームページなどで公開されています。
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