ワカメの養殖発祥の地とされる岩手県大船渡市の末崎町で10月8日、地元の中学生が自分たちで育てたワカメを使って料理に挑戦しました。

大船渡市立末崎中学校では地元の産業を学ぼうと海でワカメを育てて販売するまでを一連で体験する授業を20年以上前から行っています。

学校が2025年4月に大船渡中学校と統合され、この体験学習も2024年度で最後となることから今回自分たちで育てたワカメで料理に取り組むことになりました。

8日は3年生27人のほか地元の飲食業者、それに生徒たちの学習を見守ってきた漁協婦人部のメンバーなどが参加。

メニューは韓国料理のチヂミとナムルで生徒たちはプロの手ほどきを受けながら作業を進めていきます。

チヂミの生地をフライパンで裏返しにして焼き上げる工程では成功すると歓声が上がっていました。

末崎中の生徒
「ひっくり返すとか味付けとか難しかった。ワカメの調理で末崎を盛り上げられればという思いで取り組んだ」

地元の漁協婦人部員
「(最後なのは)なんだか寂しい感じ。でも楽しかった。子どもたちと過ごせて」

できあがった料理を生徒たちは昼食として味わい最後のワカメの学習の成果をかみしめていました。

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