自民党の片山さつき元地方創生担当相

自民党の片山さつき元地方創生担当相は24日、「遺族年金廃止」がSNSなどで話題になっているとして、厚生労働省に確認した上で、「(同省の)社会保障審議会=社保審=で遺族年金の女性優遇に見直し議論が出ているが、廃止の話はないという事。遺族年金は当然維持」とX(旧ツイッター)に投稿し、ネット上の「遺族年金廃止」のうわさを否定した。

現行の遺族年金は、男性への支給要件や内容が女性に比べて厳しい。遺族厚生年金では、男性は妻の死亡時に55歳以上でなければ受け取ることができず、支給は原則60歳からだ。一方、女性は夫の死亡時に30歳以上であれば、子供の有無にかかわらず受給できる。社保審では共働き世帯の増加も受け、男女差の解消を議論している。

片山氏はXで「男女の給与格差が先進国1(位)なうちは、優遇制度も必要! まずは女性に正当な給与水準増を、というのが政治の本筋です」と投稿し、遺族年金の女性優遇を維持する必要性に言及している。

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