北海道・小樽市の歴史的建造物に10月11日、洋菓子「ルタオ」の新店舗がオープンします。

 ルタオで初めてお酒を提供するバーのカウンターを設けるなど、老舗の観光地に新たな風を吹かせようとしています。

 「小樽運河沿いにある『旧小樽倉庫』。駅から歩いて10分ほどのこちらはこれまで『運河プラザ』として名産品の販売や観光情報の提供など、小樽観光の拠点でした。ここに10月11日から洋菓子店のルタオがオープンします」(遠藤 まさし)

 北海道有数の観光地・小樽運河。

 明治27年、今から130年前に造られた旧小樽倉庫では、2024年3月まで「運河プラザ」が営業していました。

築130年の歴史的建造物にルタオの新店舗

 10月11日から「ルタオ運河プラザ店」に生まれ変わります。

 「新たなルタオが旧小樽倉庫にオープンしますが、どんなお店なんですか?」(遠藤)

 「こちらはルタオのテイクアウトと、新しくバーカウンターを設けたスペースです」(ルタオ運河プラザ店 加藤俊介 店長)

 木の骨組みと石の外壁を組み合わせた「一番庫」では、テイクアウトできるスイーツを販売するほか、無料で休憩できるスペース、トイレや授乳室を設けました。

 「ルタオと言えばチーズケーキのドゥーブルフロマージュを模したソファです」(加藤店長)

 「しっかりと支えてくれる座り心地、そして柔らかで、フロマージュの上に座るときが来るなんて、いや、これかわいいです」(遠藤)

「ルタオ運河プラザ店」限定のスイーツ

 この店限定のテイクアウトメニューは「運河パルフェフロマージュ」。

 コクのあるジャージーミルクソフトクリームに、北海道産ハスカップのソースと果肉をトッピングし、ルタオの看板商品・ドゥーブルフロマージュなどを飾りました。

 そしてこちらは…

 「外側はシュー生地ですね。その器の中にはたっぷりのチーズがとろーっと入っています」(遠藤)

ルタオ初の試み バーカウンター

 さらに、ルタオ初の試みも登場します。

 「バーカウンターを用意してお酒の提供をすることが、ルタオとして初めてのことです」(加藤店長)

 小樽運河をイメージしたカクテルの名前は「オタルブルー」です。

 このバーで味わえるパルフェは大人向けの限定メニューです。

 「パフェグラスの上にイチゴやフランボワーズなど、たくさんのベリーがのっていて、まるでカクテルのようなおしゃれなパルフェです」(遠藤)

 余市産のフランボワーズを使ったリキュールをお好みでパルフェにかけていただきます。

 「お口の中に香りがフワッと広がり、上品なパルフェ、すごいです」(遠藤)

小樽の夜の観光名所に

 「夜10時までの営業をルタオでも行いますので、夜の観光の一つの名所であったり、少しホテルで休憩した後に食事をしていただくとか、新しい小樽という街を感じていただける観光名所として運営していきたいです」(加藤店長)

 午後10時まで店を開けることで、小樽の夜の魅力を発見してもらうのが狙いです。

 「こちらはどんなスペースですか?」(遠藤)

 「ルタオの商品を取り揃えた物販スペースです」(加藤店長)

 「お土産品もたくさんありますね」(遠藤)

 ルタオの商品は、旧小樽倉庫の「二番庫」で販売されます。

 定番の人気商品はもちろん、ベイクドチーズに宇治抹茶を使用した期間限定スイーツやチーズとカスタードクリームをオムレット生地でサンドしたケーキを先行販売。

 さらに。

 「こちらが当店で先行販売される『カダンスストロベリー』という商品です」(加藤店長)

 オープン記念のスイーツもお目見えしました。

 「クリームがサンドされていますね、イチゴでしょうか。いただきます。う~ん、甘酸っぱくておいしいです。外側はサクッとして、このパイ生地もおいしいです」(遠藤)

  「小樽の中でもとても重要な歴史的建造物である旧小樽倉庫を使うので少しでも新しい貢献ができるように、ルタオでこの場所を選んでチャレンジさせていただきました」(加藤店長)

散策しながら気軽にスイーツを

 古い街並みを散策しながら気軽にスイーツを楽しんでもらいたい。

 小樽運河で10月11日、新たなカタチのルタオが誕生します。

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