富山県の乗馬クラブで、装蹄師の背中を一心不乱になめる馬の姿がカメラにとらえられた。
インストラクターは、人の背中の汗をなめていたのではないかと話している。
一方で専門家は、「テイスティング」といった“あいさつ”の意味もあるのではないかという。
おいしいの?人間なめる馬
2日、富山市の乗馬クラブ・芦峅ホースヴィレッジで撮影されたのは、人の背中を「ペロペロペロペロ」と一心不乱になめ続ける馬だ。
この記事の画像(11枚)馬の名前は「ティーノ」で22歳のオス。
なめているのは、ひづめの手入れをする装蹄師の背中だ。
“出張ネイルサロン”で気分が上がったのだろうか。
インストラクターの中村舞乃さんによれば、「ほかの馬は遊んでほしくて、ちょっかいをかけることはよくあるが、あんなに一生懸命なめていることは珍しい」という。
数えてみると、10秒間で17“ペロ”もなめていた。
中村舞乃さんは、「おそらく装蹄師さんが汗をかいていたので、しょっぱい味がして、なめていたのではないか」と話している。
“ペロペロ”は人間へのあいさつ
ペロペロ行為は、本当に“人間を味わっていた”のか疑問が深まる。
そこで、専門家である東京農工大学大学院の松田浩珍特任教授に話を聞いた。
松田浩珍特任教授にによると、このペロペロは「テイスティング」という行為で、危害がないと認識した人間へのあいさつだという。
ただそれと同時に、塩分もとっている可能性があるという。
ちなみに馬は、基本的に大の“甘党”とのこと。
塩がうまいと感じることはなく、熱中症にならないように、本能的に塩をなめるという。
(「イット!」 10月9日放送より)
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