4月19日、新潟県長岡市のゴミ処理施設で「爆発があって煙が上がっている」と消防に通報があった。この火事によるケガ人はいなかったが、火事の原因とみられているのが、不燃ゴミに混入した”リチウムイオン電池”と見られている。リチウムイオン電池に潜む火事の危険とは…
ゴミ処理施設で火事 “リチウムイオン電池”から発火か…
4月19日、開業したばかりの長岡市中条新田にある中之島信条クリーンセンターで「爆発があって煙が上がっている」と消防に通報があった。
この記事の画像(5枚)消防車両12台が出動し、火は約2時間半後に消し止められ、ケガをした人はいなかった。
消防によると、燃えたのは建物1階にある不燃粗大ゴミを破砕する部屋で、原因について長岡市は「不燃ごみの破砕処理作業中に混入していたリチウムイオン電池から出火した可能性がある」という。
市は不燃ゴミに電池など発火するような物は混入しないよう注意を呼びかけている。
リチウムイオン電池 “出火の前兆”は…
今回は、破砕処理作業中に火事が起きた可能性があるが、リチウムイオン電池やバッテリーは正しく使用しないとそのものから出火する危険もある。
出火する前兆について消防は、「リチウムイオン電池・バッテリーが膨らんできたとき」「充電中に電池・バッテリーが異常に熱くなる」「電気機器の使用時間が短くなった」の3点を挙げている。
火災を防ぐため、充電をする際には必ず専用のアダプター・電源コードを使用すること、性能の落ちた電池・バッテリーを使用しないこと、落下などで大きな衝撃を加えたものは使用しないこと、正規品とは違う製品や充電器は使用しないよう消防が注意を呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)
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