世界各地で壁画の制作に取り組むアーティスト、ミヤザキケンスケさんの活動をもとにした絵本が出版され、その出版記念会が開かれました。

出版記念会は10月25日に東京で開かれ、絵本の舞台となっているウクライナやエクアドル、東ティモールの大使館員など約50人が出席しました。

今年7月に出版された「Over the Wall 心の翼で世界を見よう」は小学生のための英語絵本で、ツバメのサミーがミヤザキさんの手がけた世界各地の壁画を巡る物語です。

ロシアによる侵攻で壊されたウクライナの壁画も暗い色づかいで描かれています。

◆ミヤザキケンスケさん
「遠くであってる、自分と関係ない話ではなく、そのことを考えたり調べてみたりするきっかけになればいいなと思う」

福岡市早良区のTNC放送会館には壊される前の壁画が再現され、1年を迎えます。

ミヤザキさんは「ほかの壁画がある地域の人たちが、互いに壁画を見に行くなど、交流できるハブのような役割になってくれれば」と話していました。

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