ホームレスが住む小屋=令和4年、東京都内

厚生労働省は26日、全国の公園や河川敷で生活するホームレスの人が今年1月時点で2820人となり、過去最少を更新したと発表した。前年より245人減少した。自治体による支援事業の効果が出ていると分析している。

能登半島地震で大きな被害が出た石川県については今回は調査を実施しなかった。ただ石川県では近年は数人で推移しており、厚労省の担当者は全体の結果に大きく影響しないと説明している。

調査は平成15年から毎年実施し、自治体の職員が目視で確認している。内訳は男性2575人、女性172人、性別を見分けられなかった人が73人だった。その場にいなかった人は含まれていない。

都道府県別では大阪の856人が最多で、東京624人、神奈川420人と続いた。東京23区と政令指定都市で計2280人に上り、全体の約80%を占めた。一人も確認できなかったのは青森、岩手、秋田、山形、新潟、奈良、鳥取、山口、長崎の9県だった。

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