JR東日本は8日、東北線や常磐線などを走るE721系の2車両で、車体を支える台車枠にひびが入っていることを確認したと発表した。JR東は「複数の補強材により構成されているため、直ちに台車枠全体に広がることはなく、走行の安全性は確保されている」としている。ひび入りが認められた車両については使用を控え、詳しく点検する。
JR東の東北本部によると、4日に仙台車両センター(仙台市)で行った定期検査で、1車両の台車枠に全長約110ミリのひびを確認。これを受け、同一形式の台車を使う全68編成(174両)を一斉点検したところ、8日に別の1車両の台車枠にも約35ミリのひびが見つかった。
点検の対象としたE721系の車両は、東北線▽常磐線▽仙山線▽仙台空港アクセス線▽磐越西線――を走っている。【松本ゆう雅】
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