11月11日、北海道旭川市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例が確認されました。道は確定検査を進めるともに、養鶏場の半径3キロ以内に移動制限を掛けるなど対応策をとりました。

 道によりますと、旭川市内の養鶏場で11日、複数のニワトリが死んだとの通報を受け、家畜保健衛生所が簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザの陽性が確認されました。

 これを受け道は、農場から半径3キロ以内に対し、ニワトリの移動制限を掛け、3キロから10キロ以内に対しては外部への搬出制限措置をとるとともに、現在、確定検査を進めています。結果は11日午後10時頃に判明する見込みです。

 道は11日午後7時から北海道高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議を開催し、発生状況や防疫計画案について協議する予定です。

 この農場では約4.4万羽の採卵用のニワトリが飼養されていて、道は、確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜と判定された場合、速やかに殺処分などの防疫措置を開始するとしています。

 道内では、10月に厚真町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、殺処分の措置がとられました。

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