県が進める広島和牛のブランド化の一環として、比婆牛の流通強化を目的とした新商品開発審査会が開かれました。

多くの人が行き交う地下街で開かれた広島和牛「比婆牛」の流通強化を目的とした審査会。
2つの部門に県内の料理人7人がエントリーし、流通に課題があるとされる部位を使ったお土産品の提案で、2人のシェフがスネ肉を使った「コンビーフ」で対決しました。

【gruta・鶴田直也オーナーシェフ】
「(ひと手間かかるので使われにくい部位だが)もともとよく動かす部位なのでスネ自体はかなり旨味が強い」

2日ほど塩漬けし、8時間かけて柔らかくなるまで火を通した「コンビーフ」に高野りんごのモスタルダを合わせてサッパリと仕上げた鶴田シェフ。
同じくコンビーフでエントリーするのは宇野シェフです。

【RistoranteCarlotta・宇野友康オーナーシェフ】
「本来コンビーフって漬け込んだのを茹でてホロホロにほぐして調味して混ぜて固めるものだがこれはひたすら13時間くらいオーブンで焼いて…ホロホロに」

審査するのはフレンチや和食の料理人のほかフードコーディネーターなども参加しました。

【審査員】
「最初食べたときとてもインパクトが強いと思った」
「比婆牛との相性もいいなと再確認した」

お土産品開発枠には、ビーフカレーとビーフシチューのセットやハンバーグも挑戦しました。

【岡野キャスター】
「審査結果はまだですが私もいただきます。(試食)ん~。お肉の旨味が100%伝わってくる」
「(試食)んん~!一瞬で口の中でとろけました。これ…コンビーフなのかな」
「んん~。リンゴがコンビーフのしょっぱさをまろやかにしてくれる抜群のコンビネーションです」

審査結果は今月29日に発表され、新商品は来年春、お披露目の予定です。

《スタジオ》
どれも美味しくいただいたんですが、特にいいと思ったのが100%比婆牛のハンバーグと同時に開発されたビーフシチューです。どのような観点から開発されたかと言いますと、ハンバーグを作る工程で出た端材のミスジなどを使ってビーフシチューを作ったということです。フードロスの観点なんですね。

【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「今まで流通していない部位を使った新しい美味しい食べ方を広めてもらいたいです。私が気になったのは、リンゴを使った方にコンビーフですね」

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