三重県鳥羽市の鳥羽港で11月11日、海難事故に備えた海上保安庁と消防の合同訓練が行われました。命を救うための過酷な訓練に、前回のリベンジを誓う記者が挑みました。

訓練は船の転覆や沈没など、海難事故に対応する基礎体力や潜水技術を向上させるために年に1度行われるもので、海上保安庁や消防本部の潜水士らが参加しました。

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鍛え抜かれた精鋭およそ20人が、船の“ふち”にしがみつき腕の力だけで移動するなど、11のメニューを60分間で2セットこなしました。

海難救助のスペシャリストも悲鳴をあげる過酷な訓練に挑戦しようというのが、東海テレビ三重駐在の斉木記者です。日頃からトレーニングで鍛え、体力には自信があるといいますが、1年前はあえなく失敗…リベンジを誓います。

斉木記者が挑むのは前回と同じ、3メートルほどのロープをよじのぼって船に上がる訓練です。

斉木記者:
実は私、去年も挑戦しまして、その時は残念ながら失敗したんですけども、その時にコツを掴みました。足をロープにかけるコツがありまして、それを去年学びましたので、今回は必ず成功させたいと思います。

前回の挑戦でコツをつかんだという斉木記者は、海上保安庁の潜水士からレクチャーを受け、いざリベンジです!

今回は学んだことを生かし、順調にロープを登っていきます。

そして、半分ぐらいの高さまで進んだものの…「ごめんなさい」と一言残し、海に落ちてしまいました。

斉木記者:
水中で作業するというのはパニックになってしまって。水中であれだけ冷静にできるプロの人たちは本当にすごいなと思いました。

厳しい訓練を耐え抜いた潜水士の皆さんによって、海の安全は守られていました。

(東海テレビ)

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