会員制の大型スーパー「コストコ」の福岡県内3店舗目のオープンが迫ってきました。
誘致に成功した小郡市では期待の一方で、懸念も高まっています。
13日午前、小郡市の店舗で行われた消火訓練では、店の従業員などが火災が起きた場合の避難誘導の手順などを確認しました。
この訓練が行われた場所、それが11月21日にオープンする「コストコ小郡倉庫店」です。
アメリカが本場のコストコは、豊富な品揃えと「大容量」が特徴。
少しでもお得に食料品などを仕入れようと“爆買い”する客も少なくありません。
とりわけ人気なのがチキン。
鶏が1羽まるごと入っていて、その味にやみつきになる人が続出する1品です。
そんな大人気のコストコが県内3店舗目として21日、小郡市にお目見えします。
13日の店内にはオープン前にもかかわらず多くの人が…。
コストコは会員制のため、事前に会員登録に訪れていたんです。
◆久留米から来店した人
「(1号店がある)久山よりこっちが近いので」
Q.どんなものが買いたいですか?
◆久留米から来店した人
「食料品とか」
◆佐賀から来店した人
「うれしいです。佐賀にも作ってほしいです」
◆久留米から来店した人
「うれしいです。キッチンペーパーとかオリーブオイルとか、割と日常使うもの、ここのキッチンペーパーいいんですよ。お肉とかも量が多くて安いし」
コストコのオープンに向け高まる期待の一方で、こんな声も…。
◆久留米から来店した人
「道が混むんじゃないかなと心配している。今まではそんなになかったけど」
渋滞問題への懸念です。
コストコの渋滞をめぐっては今年8月、沖縄で初めてのコストコがオープンした際、店の周辺を車が埋め尽くし大渋滞が発生し、入場待ちで5時間の行列ができたといいます。
21日にオープンする小郡市のコストコは、高速道路の筑後小郡インターの目の前に位置し普段からトラックなどの交通量も多く、大渋滞が起きるのではと心配されています。
さらに小郡市は、大きな通りだけでなく細い生活道路の交通量も増えることで、地元住民の生活に影響が出ないか懸念しています。
◆小郡市 見城俊昭 副市長
「集客力がむちゃくちゃ大きいから、交通問題。子供たちの通学路が安全で大丈夫かと。この通学路は心配されていますので、このへんはしっかり(対策したい)」
市は状況を見ながら将来的に道路の幅を広げるなどの対策を行いたいとしています。
交通問題に一抹の不安を残しながらも、地元の大きな期待を背負ったコストコは21日にオープンを迎えます。
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