先日、姪(私の姉の長女)が出産した。生まれた子と私の父母との関係は、曽祖父母と曽孫(ひまご)、私の祖父母との関係は高祖父母と玄孫(やしゃご)である。

玄孫といえば、麻生太郎元首相が大久保利通の玄孫であることはご存じだろうか。大久保の息子、牧野伸顕の娘が吉田茂元首相と結婚してもうけた娘が麻生氏の母。つまり麻生氏は大久保の玄孫(孫の孫)であり、吉田の孫なのだ。

それはさておき、私の姪や甥の子の続柄が何なのか知らなかったので、調べてみたところ「姪孫(てっそん)」であることが分かった。

姪孫が男の子であれば「大甥(おおおい)」または「又甥(またおい)」となり、女の子であれば「大姪(おおめい)」または「又姪(まためい)」となる。生まれたのは女の子だったので、私の大姪(又姪)となる。

ではこの子から見て私の続柄は何かというと、祖母(私の姉)の弟であるので「大おじ」。この「おじ」の漢字表記はどうなるか。

自分から見て祖父母の兄なら「大伯父(おおおじ)」、姉なら「大伯母(おおおば)」、弟なら「大叔父(おおおじ)」、妹なら「大叔母(おおおば)」と書くので、私は「大叔父」である。兄か姉なら「伯」、弟か妹なら「叔」の字を使うのがポイントだ。

ちなみに安倍晋三元首相の祖父、岸信介元首相の弟が佐藤栄作元首相であるから、安倍氏は佐藤氏の大甥(又甥)、佐藤氏は安倍氏の大叔父である。

最後に、姪孫(甥か姪の子)以降の続柄は何になるかというと、曽姪孫、玄姪孫と続く。さすがにここまでくると、他人に近い気がしないでもないが、姉の初孫であり、父母の初曽孫でもある我が大姪(又姪)の健やかな成長と、子孫の繁栄を祈っている。(は)

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