富士登山のオーバーツーリズム対策について国や静岡・山梨両県などで話し合う協議会が11月14日 開かれ静岡県でも2025年から条例に基づいた規制を行い山梨側と足並みを揃えることを確認しました。

14日の協議会では、まず今シーズンの取り組みについて話し合われ、通行料や夜間の通行規制を導入した山梨側では、登山者が前の年より17%ほど、夜間の登山者も95%以上減っていて規制の効果が報告されました。

一方、静岡側では山小屋の宿泊の有無などを確認する事前登録システムの社会実験や夜間の自粛要請にとどまり、県内3つのルートの合計で登山者が増え、弾丸登山も十分な抑制ができなかったと分析しています。

こうしたなか県は登山規制に向け現地調査をしていて来シーズンは条例に基づいた規制を実施する方針を説明しました。

県 富士山世界遺産課・大石正幸 課長:
1つの富士山という形に近づくような調整ができればと考えているが、今回初めて(条例を)策定するので、静岡県としてどういった規制ができるかを最優先で取り組みたい

県は2025年2月議会での条例制定を目指し 通行料の金額や通行規制の時間帯などを検討しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。