長野県上田市真田町の小学校では、児童が藍を栽培し、藍染めの学習に取り組んでいます。14日は保護者を招き、一緒に藍染めに挑戦しました。どんなデザインのものができたのでしょうか。

染料に漬けた生地を広げると、鮮やかな藍色に染まったトートバッグや手ぬぐいができあがりました。上田市真田町の長小学校で行われた「藍染め体験」の授業です。

児童:
「きれいな色になってよかった」

保護者:
「親より子どもの方が発想力が豊かだなと」

4年1組の児童たちは、総合的な学習の一環で藍染めについて学んでいます。春に地域の染物職人から譲ってもらった種を撒き、夏休みも水やりを欠かさずに大切に育ててきました。立派に育ち、9月に刈り取りました。

14日は学習の成果を披露しようと、保護者を招いて一緒に「藍染め」に挑戦しました。


乾燥させた藍の葉を煮出し、染料を作ったら、柄を出すため、トートバッグや手ぬぐいにビー玉や輪ゴムなどを巻き付けていきます。

保護者:
「小さくたたんでやるのもいいの?」

児童たちが手本を見せながら作業を進めます。

準備ができたら染料の中へ。好みの色が出るまで数回に分けて染め上げます。水にさらし、日に当てると優しい色合いになりました。


児童:
「100点です。栽培も大変だったけど、いい色が出てよかった」

保護者:
「『強く縛らないと(柄が)出ないよ』と教えてもらったので、その通りにやりました」

児童:
「×印みたいになってるところが気に入った。ここまで頑張ってきてよかった」

保護者:
「子どもたちが育てたものでできるなんてないと思うのでうれしいです。大切にしたい」

完成したトートバッグや手ぬぐいはそれぞれ持ち帰るほか、一部は11月21日に開くイベントで販売するということです。

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