愛媛でもようやく紅葉が見頃を迎えています。久万高原町では18日、モミジやイチョウが晩秋の景色を作り、県の内外から訪れた人を楽しませていました。
今治市からの観光客:
「(紅葉が)例年よりはちょっと遅めですよね。でもきれいやな。良い感じですね」
久万高原町の代表的な観光スポットといえば、国の名勝にも指定されている「古岩屋」。約2000万年前の地層が残り、岩肌は穴が掘られたような独特の光景。色鮮やかな紅葉とのマッチングが、秋の美しさと自然の力強さを演じているようです。
今年の紅葉は約2週間遅れ。近くにある古岩屋荘のスタッフ・藤田康英さんは「30年以上見てきたなかで一番遅かった」と話します。それでも、待ちわびた景色を眺めようと平日にも関わらず、愛媛県の内外から人が訪れ紅葉を1枚の写真に切り取っていました。
大阪からの観光客:
「通りすがりに見て帰りにまた通った時、これは車止めないかんと思って。素晴らしいですね」
古岩屋から車で約20分のところにある菅生地区では。
佐野快成アナウンサー:
「イチョウが見頃です。上を見ても下を見てもイチョウの囲まれていて、秋のムードを高めてくれます」
緑色のスギ林の中にぽっかりと浮かぶ黄色いイチョウの林。岩屋寺から松山市の浄瑠璃寺に続く遍路道の途中にこの場所はあります。管理しているのは森修一さんです。
森修一さん:
「ここは見上げるのではなくて見下ろせるというのが、非常に広々と感じて良いですよね。これだけの本数がそろっているところは少ない」
黄金に輝く約100本のイチョウ。訪れた人は晩秋のひと時を楽しみました。また同じ敷地には久万高原町を一望できる展望台も。このポイントから撮影できるのは、久万高原の中心部の街並みと山々。壮大な景色です。
愛媛県内の19日はさらに季節が進み、日中の気温は久万高原町で10度、松山で14度と12月上旬並の冷え込みが予想されています。
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