大地震による玄海原発での事故を想定した原子力防災訓練が行われ、松浦市をはじめ県内各地で防災対策を確認しました。
訓練は震度6弱の地震発生で佐賀県の玄海原発から放射性物質が放出された想定で、松浦市や佐世保市などの住民と九州電力や自衛隊など84の機関の防災関係者、あわせて1400人が参加しました。
原発から30キロ圏内の「緊急時の防護措置を準備する区域」にあたる松浦市の離島部、鷹島町と福島町では、地域防災計画に沿って、避難所に指定されている波佐見町の施設まで実際に移動する訓練が行われました。
用意されたバスで避難先に到着した参加者は、スクリーニング検査や聞き取り調査の手順を確認しました。
松浦市鷹島町の住民
「車、持ってない人もいるし年配者が多いからそこは気になる」
訓練での避難所統括責任者の松浦市職員
「いつ災害は起きるかわからないので、備えていつでも対応できるようにしたい」
今回の訓練では、松浦市からの避難先が東彼3町だけでなく、大村市に広がったり、ペットと一緒に避難できる施設が設定されていて、県では、今後も訓練で見つかった課題を踏まえより実効性の高い避難計画にしたいとしています。
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