長崎県と高知県にある動物園で、何故か頭に葉っぱを乗せて行動するビーバーや、相撲をとるビーバーの姿がカメラに捉えられた。相次いで確認されたかわいい“謎行動”だが、取材を進めると、視力やコミュニケーションに特徴があることが見えてきた。
おしゃれ?頭に葉っぱのせるビーバー
長崎・西海市の「長崎バイオパーク」で撮影されたのは、頭に葉っぱを乗せ、池の中でくつろぐ2匹のビーバーの様子だ。
この記事の画像(11枚)これはおしゃれをしているのか、それとも何かに化けようとしているのか。
飼育員の山本燿一朗さんに話を聞いてみると、「わざとじゃなくて、乗っちゃっているような感じだと思います」と、たまたま頭に葉っぱがのったのではいかという。
また、ビーバーの頭に葉っぱが乗っているのはよくあることで、気づいていても振り払おうとはしないという。
飼育員の山本燿一朗さんによると、「あまり目が良くないと言われていて、鼻とか耳の方を頼ってて、目の前にあっても邪魔っていう感じにしないのかなと」と、実はビーバーはあまり目に頼っていないため、避けないのではないかと説明している。
相撲をとるビーバー!?
高知・香南市の「高知県立のいち動物公園」でも、ビーバーの“謎行動”が確認された。
そこには、なんと相撲をとる2匹のビーバーがいた。手前のビーバーが少しずつ押していき、優勢かと思いきや、奥のビーバーが反撃を開始する。
奥のビーバーは相手をじりじりとプールの方へ追いやると、見事押し出しで勝利した。
週1で来園しているという撮影者は、「あんなにちゃんと勝敗がついているのは珍しいというか、いつもなあなあな感じで終わるので」とレアな決着場面だったと話している。
一方、なぜビーバーは相撲をしていたのか。
ビーバー担当の飼育員・大谷忠義さんはこの行動について、「遊びの一環と言われてますね。力比べみたいな感じで、じゃれ合うような感じ」と解説。
ビーバー相撲は、家族同士のコミュニケーションとも言われており、兄弟や親子で相撲をとる姿が見られるという。
(「イット!」 11月28日放送より)
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