警察官を装った特殊詐欺で、山形市の男性が金塊と現金計3900万円あまりをだまし取られたことがわかった。

被害にあったのは、山形市に住む60代の無職の男性。

警察によると、11月4日、男性に山口県警の警察官を名乗る男から電話があり、「あなた名義の口座が犯罪に利用されている」などと言われた。

男性は、上司を名乗る別の男から捜査への協力を求められ、その後、通信アプリのLINEでやり取りしたところ、「検察から逮捕状が出ている」と言われ、「逮捕状」と書かれた書類の画像が送られてきた。

話を信じた男性は、指示に従って宮城県内で金塊2.4キロを約3540万円で購入し男らに預けたほか、定期預金を解約して現金390万円を指定口座に振り込んだ。
しかしその後、男らと連絡が取れなくなったため、12月18日に警察署に相談し詐欺に気付いた。

県警によると、県内で確認された特殊詐欺のうち、金塊をだまし取られる被害は初めて。

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