シリーズでお伝えしている「はじめよう防災プラス」。
能登半島地震からまもなく1年です。
6日はペットの避難の新たな取り組みをお伝えします。
東京・品川区で行われたのは、飼い主とペットの避難訓練です。
参加者は、3日分の水やペットフードが入った約5kgのリュックを背負い、1.5kmを歩きました。
参加者は「これだけはという荷物を厳選して持っていくことを考えた方がいい」と話しました。
この訓練のように、災害時、ペットと一緒に避難することを「同行避難」といいます。
しかし、避難先でペットと一緒に過ごす「同伴避難」は、対応する場所が少ないのが実情です。
11月、この「同伴避難」についての新しい取り組みを始めた自治体があります。
東京・墨田区にある、動物専門学校。
区が協定を結び災害時には、普段授業で使う教室を、飼い主とペット約100組が過ごせる避難場所に開放することを決めました。
また、ペットフードの提供や、ケージの貸し出しなども行います。
これは全国でも先駆けた試みで、東京23区では初めてです。
協定締結の動物専門学校・早川公善校長:
同じ空間で避難できる場所がないということが、今非常に課題。解決に向けて全国的に広がりを見せてくれたらうれしい。
墨田区によりますと、「協定をきっかけに他の区などからの問い合わせが多く来ている」といいます。
広がり始めた「同伴避難」。
まずは、「同行避難」を前提とした普段からの備えが必要です。
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