冬の味覚『寒ブリ』の水揚げがピークを迎えています。

冷え込みが強まる中、威勢のいいセリの声が響いていた12月9日朝の新潟市中央卸売市場。魚の卸売業者の目線の先には…

【記者リポート】
「毎年この時期になると、水揚げが多くなる寒ブリ。今年もまるまると太ったものがたくさん並びましたが、石川・京都と、佐渡産のものは一匹も見当たりません」

県の冬の代表的な味覚として知られる佐渡の寒ブリですが…

【新潟冷蔵鮮魚部第1課 長井宏太 課長代理】
「今年は残念ながら、ほとんどまだ水揚げがない状態」

海水温の上昇などにより、寒ブリの回遊ルートに変化が生じていると見られています。こうした県内の状況とは対照的に…

【新潟冷蔵鮮魚部第1課 長井宏太 課長代理】
「全国的に見ると、今年はブリの当たり年で豊漁、超豊漁と言ってもいいほど(ブリの)水揚げは他県では多い」

石川や富山など、北陸地方で例年の5~10倍の水揚げ量となっていて、価格も2~3割安くなっています。さらに…

【新潟冷蔵鮮魚部第1課 長井宏太 課長代理】
「ものは、今年はすばらしい」

今年の寒ブリはおなかが大きいものが多く、脂ののりもいいということです。

【新潟冷蔵鮮魚部第1課 長井宏太 課長代理】
「まずは、お刺身・ブリしゃぶ。寒いのでブリ大根・照り焼きや塩焼き、何にしてもおいしい」

間もなく迎える年末年始。家族団らんのひとときに、例年よりも安く手に入る寒ブリを食べるのもいいかもしれません。

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