長崎市の文化振興審議会は市民の芸術・文化活動を盛んにするための行政の役割などについて議論しました。

長崎市役所で開かれた「文化振興審議会」には演劇や舞踊の芸術団体の代表など約20人が出席し、「市民文化活動振興プラン」の改訂に向けて議論を交わしました。

「振興プラン」は市民の芸術文化活動を盛んにするために1997年に策定されました。

人材や文化施設の不足といった課題を挙げたうえで、今後の方向性などを記しています。

これまでに2度改定されていて、市は10年ぶりとなる3度目の見直しを進めています。

委員:長崎市民劇場 出原順子 事務局長
「公民館の講座を見ると子供向けの講座か、年配向けの講座。中間層が全くない」「(中間層が)なかなか文化に触れる機会がない。そこをどうしていくか」

公募委員:永留敦朗さん
「なぜ我々は文化が必要だと考えるのかということを改めて考え直すプランにしたい」

市内の文化施設をめぐっては、市が市役所の跡地に建設予定の公会堂に代わる新しい施設について、建設費の増大や、完成時期の遅れが指摘されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。