11日から年末の交通安全県民運動が始まりました。
手軽な自転車が「凶器」になるケースもあり注意が必要です。
◆警察官
「きょうから県民運動始まってます。よろしくお願いします」
11日、福岡市の西南学院大学で配られていたのは自転車の安全利用を呼びかけるチラシ。
11月から自転車を運転しながらの「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」が新たに罰則の対象に加わったことを学生に周知しようというものです。
誰もが手軽に利用できる自転車ですが、一歩間違えば人の命を奪う「凶器」になることもあります。
JAFが行った自転車事故の実験映像では、加速した自転車が歩行者と衝突するとその瞬間、歩行者は頭を地面に強く打ちつけているのが分かります。
東京都三鷹市では8日、散歩をしていた峰岸幸喜さんが歩道上で高校1年の女子生徒が運転する自転車と衝突し頭を強く打って死亡しました。
事故が起きた午後5時ごろは日が沈み暗くなった時間帯で、調べに対し女子高校生は「ぶつかる5~6メートル手前で下を向いていたぶつかった」などと話しているということです。
警察によりますと11月、福岡県内では自転車の酒気帯び運転が137件摘発され、「ながらスマホ」は212件の警告が行われたということです。
警察は「危険な運転が死亡事故につながるので、法令順守を徹底してほしい」としています。
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