岩手県宮古市の重茂地区では12月11日、今シーズン初めてとなるアワビ漁が行われました。
例年に比べて1か月ほど遅い解禁です。

アワビの産地として知られる宮古市重茂地区では11日朝7時から今シーズンの漁が始まりました。

漁師たちは箱メガネで海を覗きながらカギのついた長い竿を器用に扱い、アワビを採っていました。

2024年は波が高い日が続いたため、例年より約1カ月遅い解禁となりました。

2024年のアワビは餌となる海藻が少なかったためサイズが小ぶりで、水揚げ量は2023年の解禁日より180キロほど少ない約790キロとなりました。

また、取引価格は2023年よりも低く、高いもので1キロあたり6500円で県内の業者が落札したということです。

漁業者
「いつもよりは小ぶりなものが多いですけど、こんなもんじゃないですかね」

重茂漁業協同組合 山下隆理事
「アワビ漁で生活できなくなってきたので、何かを考えなくてはならないのかなと」

重茂漁協では年内にあと5回アワビ漁を行う予定です。

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