有明海で養殖されている佐賀県産ノリの入札会が12日に開かれました。出品枚数は記録的な不作となった去年やおととしより多いものの、中西部や南部の沖合の漁場では色落ちしたノリがみられるということです。

秋芽網ノリの今シーズン2回目の入札会には、去年より4千万枚ほど多い約1億6150万枚が出品され、全国から約150人の買い付け担当者が訪れました。
11月28日に行われた初入札に出品されたノリは11月上旬にまとまった雨が降ったため黒く質の高いノリが出品されました。
しかし、それ以降雨が降らず、中西部や南部の沖合の漁場ではノリの生育に必要な栄養塩が不足し、色が黒くならない「色落ち」がみられています。

【県有明海漁協販売部県購買部中島光部長】
「ずっと晴天が続いてますので雨が降って天候が変われば。そういったことに期待しているところ」

今回の入札会では1割ほど色落ちしたノリが出品されたということです。

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