長野県軽井沢町の小学校でフランス料理の世界大会に出場した町内のシェフが監修した給食が提供されました。フランスの家庭料理をアレンジしたメニューなどが並び、子どもたちは世界を感じたようです。
軽井沢西部小学校の12月18日の給食。
「おいしいー」
児童たちが夢中で食べているのはこの日だけの特別メニューです。
牛肉とタマネギ、パプリカなどを煮込んだフランスの家庭料理「グーラッシュ煮込み」に、フランスのグラタン「ジャガイモのドフィノワーズ」。
世界最小のパスタと言われる「クスクス」と、町内で採れた野菜を合わせた「野菜のタブール」も。
メニューを監修したのは、町内の人気レストラン「TOEDA」のオーナーシェフ戸枝忠孝さんです。
戸枝シェフは2021年、フランス料理のオリンピックともいわれる「ボキューズ・ドール」に日本代表として出場した経験があります。
町では、子どもたちに世界各国の料理に触れてもらおうと、ホテルのシェフなどに監修してもらう「シェフ給食」を2023年から行っていて、今回は戸枝さんに依頼しました。
戸枝忠孝オーナーシェフ:
「フランス自体が移民の国というか色々な国の人が住んで、色々なものを食べてるんだよということを学んでもらいたいです」
しっかり味わいながら食べる児童たち。味はどうだったのでしょうか。
6年生:
「スープが美味しいです。世界とつながれたと思いました」
「特別感が出て食べやすくなった。世界の味が食べられると『こんな味もあるんだ』と思って、うれしいです」
世界を感じる特別な給食となりました。
戸枝忠孝オーナーシェフ:
「料理に少しでも興味を持って、食べ物とその文化も一緒に知ってほしいですね」
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