クリスマスや正月を彩る花として人気の「シンビジウム」が、秋田県横手市で盛んに生産されています。
淡く色づいたかれんな花々。洋ランの1つ「シンビジウム」です。
シンビジウムは、横手市十文字町で盛んに生産されていて、クリスマスや正月の贈り物として人気です。
佐藤シンビジウム園では、13棟の農業用ハウスで25品種のシンビジウムを育てていて、11月から出荷が始まりました。
白い花びらが特徴のカルポーリンアイス。エアハートは淡いピンクに色づきました。どれも順調に生育し、きれいな花を咲かせています。
佐藤シンビジウム園・佐藤善仁さん:
「散水などを徹底してやって、いくらでも葉っぱの温度を下げるような対策をとった。ことしも自分の満足のいく花ができたと思う」
JA秋田ふるさとによりますと、生産者の高齢化や燃料・資材費の高騰で生産農家が減少していて、横手市が東北では唯一のシンビジウムの産地です。
一方で、成人式や卒業式などでの活用の広がりを受けて、シンビジウムの需要は高まっています。
佐藤さんは、「シンビジウムという花が秋田県で栽培されていることと、この豪雪地帯できれいな花が栽培されていることを皆さんに知ってもらいたい。さらに、手に取ってもらって飾ってほしい」と話しています。
シンビジウムの出荷は3月まで続きます。
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