新型コロナウイルスの感染者が徐々に増加しています。

静岡県感染症対策課によりますと、12月9日から15日までの1週間に県内139の医療機関から報告があった新型コロナの感染者は1医療機関あたり4.49人で、1週間前の約1.5倍となっています。

新型コロナの場合は1医療機関あたりの感染者が8人を超えると注意報レベルとなり、県は今のところ緩やかな増加傾向とみていますが、状況確認を注意深く続けています。

新型コロナの感染拡大や重症化を防ぐためにはワクチンの接種が有効とされています。

新型コロナワクチンの接種は無料の接種がすでに終了していて、10月から2025年3月まで65歳以上の高齢者などに定期接種が行われています。

県によりますとワクチンの原価は約1万5000円ほどということですが、各市町が費用の多くを負担していて自己負担額は2000円~3800円までで、35市町の平均は約3300円となっています。

ただ、定期接種が始まった10月は摂取した人の割合は対象者のうち4%ということで、定期接種が実施されていることを知らない人も多いようです。

県感染症管理センターの後藤幹生センター長は年明け1月後半にピークが来る見通しとして、高齢者や基礎疾患がある人はワクチンを打ってほしいと呼びかけています。

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