帝国データバンクによると、2024年8月末に事業を停止していた境港市の水産物卸売会社「ウチダフーズ」が、12月11日に鳥取地裁米子支部から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債額は約2億2000万円です。
「ウチダフーズ」は、2000年2月に設立された水産物卸売会社で、輸入物のズワイガニ、タラバガニやノドグロ、カレイの一夜干しなどの海産物や果物などの卸を主に手がけ、2014年1月期には年売上高約3億9400万円を計上していました。また業況の拡大をめざし、EC販売、ふるさと納税などの新規事業にも取り組んでいました。
しかし近年は主力得意先からの受注が減ったことに加え、新型コロナ禍の影響を受けて、2022年1月期の年売上高が約1億8200万円まで落ち込んでいたということです。コロナ禍以降は需要の持ち直しにより、2024年1月期の年売上高は、約2億2000万円に回復したものの、低収益で借入金の返済も経営を圧迫し、負債総額は約2億2000万円となっていたということです。
「ウチダフーズ」は8月28日に事業を停止していて、12月11日に鳥取地裁米子支部から破産手続き開始決定を受けたということです。
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